共の道、共存と共生

共の道、共存と共生

共存と共生・・・難しく考えることもないでしょうが、簡単に解釈すれば、共存は「共に存在する」、共生は「共に生きる」となります。
人が生きて行くためには人をはじめ周りの色んなものの恩恵を受けざるを得ません。
共に存在するあらゆるものの恩恵や試練を受け、同時に自分も何かしら役に立ち、試練を与えながら共に生きる。
これが共存でも共生でも言い尽くせない「共の道」となります。

共の道を歩むために最も大切な心構えは、「素直」「謙虚」「自立」「責任」を見つめることです。

言わず語らずとも、たとえ遠くに離れていても、 一心同体であるその魂の奥の働きを体得することが、いのちの心がけとして励まし合い、向上する共の道となります。
折角の縁で仲間となっても、上っ面だけや都合の良いところだけの付き合いだと向上成長するミタマ(御霊)の糧となり得なくなり、 共に甘やかして落ちて行くことが多くなってしまいます。

まことのミタマ(御霊)の結びつきの心がなかなか湧き上がって来ないのは、目に見えなくとも実感がなくとも、生かし生かされている自然の仕組というものを信じる心の稀薄さにあります。

私にとって・・・、と都合の良い我で固めていく意地の張り合いをしたり、ひがみや嫉み又恨みごとをなぐさめ合って行くことで持ちこたえていく結果、ミタマ(御霊)を落として行くことになります。
同時に気まずくなることを恐れ、機嫌を損なわないよう調子よく相手に合わせたりおだてたりという行為もミタマ(御霊)を落として行くことになります。

しっかりと自然の仕組を信じ、不安な心に微かな希望のひかりを灯し、善悪・正誤・賢愚の不安に打ち勝つことが大切な心の持ち方になります。
人生という思い通りに行かない人の生きる道に、道は幾通りあっても行き着くところの元の道はひとつという事を知って目覚めることが出来れば、目の前を光が差し照らすようになります。

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