国産み七段 佐渡の仕組み
体主から霊主への転換となる国産みの御神業も大詰め間近の第七段、サドノシマを九月九日に務めることが出来ました。
佐渡島には別称となる御神名は示されておらず、御神名をお祀りされるお社も存在しません。
我々一行はまず一之宮・度津神社、二之宮・大目神社、三之宮・引田部神社へ御神業の主旨と理のご挨拶に巡りました。
その後、佐渡の最高峰、金北山を遙拝出来る絶好の場所を探し当て本番となる御神業を務めることが出来ました。
御神業を始める時に山頂を覆っていた雲は、祝詞の奏上を聞き届けていただけたかのようにみるみる晴れて全容を顕し、手前の湖には青い鳥が、眼前にはクロアゲハとモンシロチョウがどこからともなく姿を現してくれました。
御神霊からの受霊(御神言と御神影)にとどまらず、毎度の事ながら、自然の中に現される不思議な現象を手応えに御神業の務めは納められました。
直会として用意していただいた場所も陽光に包まれた金北山を遠くに臨む加茂湖畔のレストランで御神霊共々皆さんと和やかに良き一日を慶ぶ宴でした。
残すところは最終八段目となる大八洲(本州)のご用だけとなりました。